江戸千代紙の伝統を継ぐいせ辰

千代紙・おもちゃ絵の版元として、江戸末期の1864年に創業した「いせ辰」。関東大震災や戦災を乗り越え、創業以来の江戸千代紙の伝統を守り続けています。

絵師、彫り師、摺（す）り師による木版手摺りの製法で作られた千代紙は価値が高く、現在ではフレームなどに入れて鑑賞用として楽しまれています。

海外でも人気を集め、わざわざ店舗まで訪れる観光客も多いのだそう。定番の柄は谷中にちなんだ猫柄や、花柄、端午の節句、兜（かぶと）尽くし、などの季節ごとの文様。

木版手摺りの千代紙以外にも、発色にこだわって活版印刷された手頃なプリント千代紙があり、ブックカバーや包装紙として使われています。ほかにも千代紙模様の和文具、張り子などの紙製品も人気で、お土産やプレゼントとしても喜ばれています。

店舗紹介

いせ辰（いせたつ）

東京都台東区谷中2-18-9
Tel：03-3823-1453
営業時間：10:00～18:00 年中無休

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  千代紙がとじ込まれたノートなど、千代紙をモチーフとした和文具がずらりと並ぶ。

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  先代店主の「いつでも気軽にお店に来ていただけるように」との思いから、本店と千駄木駅近くにある支店のどちらも年中無休。