SWITCH

見えない患者さんを想像しながら調剤/サッカー審判員

付属病院 佐藤 雅哉さん

医療のプロとしてテキパキ働くスタッフですが、一歩仕事を離れると意外な一面が。 今回は、付属病院の薬剤部で働く薬剤師のONとOFFのスイッチをご紹介します。
佐藤 雅哉さん

SWITCHER

日本医科大学付属病院

佐藤 雅哉さん(さとう・まさや)

2013年に薬学部を卒業後、すぐに日本医科大学付属病院薬剤部に入職。付属病院の外来院内処方、入院処方の調剤を行う調剤室、注射調剤室での勤務がメイン。

on job style

見えない患者さんを想像しながら調剤

  •  大学病院は扱う薬の種類が非常に多く、新薬も一番使われています。新薬が出るたびに、その知識を習得しないといけないので、毎日が勉強です。

     私たちの仕事は、医師が書いた処方箋に基づいて薬を調合することで、大学病院では、外来の院内処方で薬を窓口でお渡しする時以外、直接患者さんと接することはありません。だからといって、処方箋に書かれた薬を集めるだけでしたら、全部機械化すれば済むでしょう。ですので、常に処方箋の先にある患者さんのことを想像しながら調剤するよう心掛けています。

     また、スポーツにずっと関わっていたので、「公認スポーツファーマシスト*」の資格を取りました。来年はオリンピックイヤーなので、少しでも役立てられればと考えています。

    調剤

    患者さんのことを想像しながら調剤

  • 佐藤 雅哉さん
  • Job ITEM

    「日本医科大学付属四病院医薬品集」

    日本医科大学付属4病院でまとめられている医薬品集。毎年改定されており、院外薬局向けにも販売されている。

  • 日本医科大学付属四病院医薬品集

*公認スポーツファーマシスト:最新のアンチ・ドーピング規則に関する知識を持つ薬剤師。日本アンチ・ドーピング機構が認定する

off job style

休日はサッカー審判員に

  •  サッカーは小学校のころから始め、中学から大学までの部活動で続けていました。社会人になってからは、フットサルやソサイチ(7人制サッカー)を続ける傍ら、サッカー審判員を続けています。

    審判に興味を持ち始めたのは高校の時で、競技中に審判の様子を見て、もっとルールをきちんと知りたいと思ったのがきっかけでした。大学の時は2級**を取得、休日には地元のサッカーの試合を中心に年間40ぐらいの審判をやっています。

     サッカーはコミュニケーションのスポーツといわれるほど、相互に意思疎通を図ることが大事です。顔を直接見ることのない患者さんとのコミュニケーションに、サッカーをやっていたことが役立っています。

    最新版の競技規則と2級のワッペン、コイントスに使用するコイン

    最新版の競技規則と2級のワッペン、コイントスに使用するコイン

  • 審判員
  • Private ITEM

    ホイッスル

    審判の命ともいわれる重要なアイテム。

  • ホイッスル

**サッカー2級審判員:日本サッカー協会が認定しており、1~4級と女子1級がある。2級は地域サッカー協会主催の試合を担当、全国に3617名しかいない(4月1日現在)

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