SWITCH

マウスの飼育管理で研究を支える/好きなことが強みに ソフトボール記録員

薬理学アシスタントスタッフ 三ケ原靖規さん

大学職員としてテキパキ働くスタッフですが、一歩仕事を離れると意外な一面が。今回は、基礎医学研究室で働く職員のONとOFFのスイッチをご紹介します。
三ケ原靖規さん

SWITCHER

日本医科大学 薬理学 アシスタントスタッフ

三ケ原 靖規さん(みかはら・やすのり)

日本獣医生命科学大学の動物科学科を卒業後、2008年に日本医科大学に入職。薬理学のアシスタントスタッフとして、研究で使用するマウス・ラットの飼育や繁殖管理を担当する。

on job style

マウスの飼育管理で研究を支える

  • 研究で使うマウスの飼育をするのが私の仕事です。主に繁殖管理を行い、数を増やしながら、研究室の先生がスムーズに研究を進められるように準備をします。マウスが感染症などにかかるのを防ぐため、飼育する部屋は徹底した感染対策を取っています。

    生き物を扱う仕事なので専門的な知識や技術は欠かせません。そうしたスキルを身に付けるために、「実験動物1級技術者」の資格を取得しました。同じように世話をしていても突然調子が悪くなってしまうことや、うまく繁殖できないことがあります。マウスにも個体差があるので、そうしたわずかな変化にも気付けるように常に目を配っています。また、一匹一匹を見分けることが難しいので、一度に扱うケージを一つずつにするなどミスを防ぐ取り組みも重要です。

    先生方の研究が論文などにまとまるのを見ると、自分の仕事がお役に立っているのだなと、やりがいを感じます。

    job style

    自らマウスの行動実験にも取り組んでいる

  • job style
  • Job ITEM

    ラット飼育用のケージ

    わずかな環境の変化でもマウスの状態に影響するため、日々の餌や水やり、ケージの交換の際には細心の注意を払っている。

  • ラット飼育用のケージ
off private style

好きなことが強みに ソフトボール記録員

  • 中学、高校と野球をしていたこともあり、大学の先輩から社会人チームに誘われたのがソフトボールを始めたきっかけです。埼玉県新座市の1部リーグに所属しています。

    プレイヤーとしてチームの人手が足りないときに試合に出ていたのですが、ある時「記録員をやってみたら?」と言われたことで、「それならもっとチームの役に立てるかもしれない」と思うようになりました。そこから資格取得に向けて勉強。今はプレイヤーだけでなく「第一種公式記録員」として、埼玉県内の公式試合の記録員もしています。バックネット裏という特等席から試合を見ることができるのも、記録員ならではの楽しみ方です。

    記録ブックに細かくデータを書き込み、数字を計算する作業は、実はマウスの飼育管理の仕事に通じるところがあります。どちらも自分の好きなことであり、強みでもある。だからこそ両方続けられるのだと思います。

    off style

    正確に記録するためには集中力が求められる

  • off style
  • Private ITEM

    記録ブック

    1試合ごとに打席数、ストライクの数など全ての成績を書き込む。1年間の試合の記録がこの1冊にまとめられている。

  • 記録ブック

PAGE TOPへ