シミュレーション医療教育の学会を本学で開催

　2019年9月21日、第7回日本シミュレーション医療教育学会学術大会が日本医科大学で開催されました。本学では近年、「未来型医学教育の推進」に力を注いでおり、大会テーマは「シミュレーション医療教育の近未来:シンギュラリティ（技術的特異点）は何処に」としました。

2045年は人工知能（AI）が人間の脳を超える特異点であるとも推測されています。AIやロボット、仮想現実（VR）などの技術革新は、教育はもちろん社会においても我々の予測を超えた変化を及ぼすと考えられます。

　シミュレーション医療教育は、模擬的に医療現場に近似した環境を構築し行われる教育です。シミュレータとよばれる機材を用いた教育に加え、他にもさまざまな手法があります。

学会では、全国の施設の工夫を凝らした教育について情報共有し、最新鋭の国産シミュレータ、アンドロイド型模擬患者ロボット、VR、数々のICT（情報通信技術）機器などを活用した近未来の教育手法についても、皆様と考えをめぐらす1日となりました。