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日本医科大学医学部6年生の下川一燈さんが、東京都医師会の令和6年度医学生懸賞論文プラタナス賞で優秀賞を受賞しました

hippocrates 26号 2025年08月発行

本学医学部6年生の下川一燈さんが、2025年3月に東京都医師会主催の「令和6年度医学生懸賞論文プラタナス賞」で「優秀賞」を受賞しました。

医療とテクノロジーの狭間で:医師が社会実装を実現するために」という論文では、3年生時に早稲田大学で人工知能(AI)の研究配属を経験し、4年生以降は病理学教室でのAI診断支援モデル開発や、治療用AIアプリの普及に携わる企業のインターンシップなど、多面的な活動を通じて得た知見がまとめられています。

AIや先端医療機器が導入されはじめた医療現場で、最先端の技術をいかに診療や社会に活かすか―その課題に真剣に向き合い、将来医師としての役割を深く考察した点が高く評価されました。

本学では、他大学との連携も含め、医学生が多彩な研究室を選んで研究できる「研究配属」制度や「先端医療教育」を積極的に導入しています。こうした環境が、新しい時代を担う医師を育てる土壌になっていることを大変嬉しく思うとともに、今後も患者さんや社会のニーズに応える医療人材の育成に一層取り組んでまいります。

  • 東京都医師会 尾﨑 治夫会長から下川さんが賞状を授与されている様子

  • 上段左から2番目が下川一燈さん、下段右から2番目が尾﨑会長

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