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肥沼信次先生の偉業を称える桜のプロジェクトがドイツで実現

hippocrates 26号 2025年08月発行

日本医科大学の卒業生であり、ドイツで発疹チフス等の患者の治療に尽力された肥沼信次先生。その偉業を称えるために設立された団体「Dr.肥沼の偉業を後世に伝える会」が、「結ぶ桜のプロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトでは、日本全国から募金を募り、2023年6月にドイツ・ヴリーツェン市へ23本の桜の樹を贈呈しました。

  • 桜が植樹された場所は、肥沼先生が眠る墓地の前に広がる広場です。2025年4月末には、桜が満開となった様子をヴリーツェン市民であり、同会を支援しているクーケさんが写真で届けてくださいました。桜の花が咲き誇るこの広場は、肥沼先生の功績を後世に伝える象徴的な場所となっています。

    なお、ヴリーツェン市では毎年、肥沼先生の命日である3月8日に市民による慰霊祭が開催されています。このような活動を通じて、肥沼先生の偉業が国境を越えて語り継がれています。

  • 桜

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