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ヒポクラテスの木

2023年4月、日本医科大学千駄木校舎にヒポクラテスの木が植樹されました。遙か遠いエーゲ海に浮かぶコス島に生育するヒポクラテスの木(別名:プラタナス)。この木陰で、医学の父と呼ばれるヒポクラテスが弟子達に医学を説いたとされ、多くの立派な医師が育ったとの言い伝えが残っています。そのことから、世界中の医学部を持つ大学や研究所、医療施設にシンボルとして植えられるようになったそうです。

  • 今回、本学が頂きました苗木は「蒲原株系統」と呼ばれるものです。こちらは、日本の医学者がコス島で種子を採取し、日本に持ち帰って播種し発芽させた中の1本となります。本学元教授である志村俊郎先生が、新潟大学学士会の蒲原浩先生へご依頼し、造園家の新保只衛氏に生育して頂いたものを譲り受け、今回の植樹が実現しました。

    本植栽発案者の1人の志村先生より、「このヒポクラテスの木は、本学の学生、医師、医療関係者、および全ての職員の病める人への博愛の心と、間もなく創立150周年を迎える日本医科大学の誇りとする良医を育て社会貢献の精神の象徴の樹になれると思います」というメッセージを頂戴しております。

    植樹を行い約半年が経過しますが、大雨や酷暑をものともせずに生き生きと成長し、しっかり根付いておりますので、千駄木校舎教育棟にお越しの際は、ぜひご覧ください。

  • ヒポクラテスの木
  • 記念プレート

    植樹記念プレート

  • (左:安武医学部長 中:弦間学長 右:志村俊郎先生)

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