NMS TOPICS
新時代の共同研究施設に向けて
日本医科大学研究部の共同研究施設は2016年に大学付置施設化されましたが、それに伴い研究内容の充実を目的とした研究体制の整備が求められています。令和の時代を迎えた今、従来のような各分野ごとに縦割りに細分化された研究ではなく、分野を超えた共通の研究テーマに向かって取り組めるような基盤形成が必要とされており、当施設も変革の時期を迎えております。
当施設では、分子生物学、病理組織学、生化学、細胞培養などの各種実験室に、次世代シーケンサーやリアルタイムPCR装置、病理組織標本作製装置、電子顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡、フローサイトメーターなど、最先端の研究や教育に対応できるよう設置しています。また、これらの機器は当施設の専任技術員が常時メンテナンスを行っており、利用者が快適に使用できるよう準備しています。
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しかし、本施設の学内における役割や利用方法などは十分に周知されていない現状があるため、施設案内や設備紹介、利用登録、新規導入機器の使用説明会案内など、研究者の皆さまに最新の情報を提供できるようホームページの開設を予定しています。今後はWeb予約システムの構築も行い、多忙な臨床医の先生方でも診療の合間などに機器や実験室の予約状況確認や登録が可能となるよう、基礎研究への取り組みを微力ながらもサポートしていけたらと考えております。