カラダカラ

2つの酸のW効果で疲れ知らずに!
りんご

カラダカラ Vol.31

hippocrates 31号 2026年10月発行

健康への第一歩は、まず食事から。体調を整えるのに効果的な旬の食材と、それを使ったおススメのレシピを紹介します。
キャベツとりんごのコールスローサラダ

2つの酸のW効果で疲れ知らずに!
~りんご~

  • ダカラPoint!

    リンゴ酸やクエン酸が豊富に含まれています。クエン酸は体をアルカリ性に保ち、エネルギーサイクルを活発にし疲労回復を促します。リンゴ酸はクエン酸の働きをサポートしつつ、鉄分の吸収を助けたり胃腸の健康を保ったりします。また、水溶性食物繊維のペクチンも豊富で、血糖値の上昇を抑えたり腸内環境を整えます。

  • りんご

世界で1万5000種、
国内で2000種もあるりんご

人類が食した最古の果物といわれる「りんご」。その起源は約8000年前で、アダムとイヴの物語や宗教画にも登場、万有引力発見の一役を担い、現在はIT企業のシンボルとして広く知られています。

古くから人々の生活に根付いてきただけあって栄養価も高く、「りんごが赤くなると、医者が青くなる」ということわざもあるほど。疲労回復に役立つクエン酸やリンゴ酸、整腸作用や脂質の吸収抑制作用のある食物繊維が含まれているほか、ポリフェノールの一種であるプロシアニジンも豊富です。プロシアニジンは、高い抗酸化力があり、肌の老化や脱毛・薄毛に働きかけたり、脂肪を分解する酵素をサポートして脂質の吸収を抑えたりします。

現在、りんごは国内で約2000種、世界では約1万5000種もの品種があり、なかでも、11月~翌5月に旬を迎える「ふじ(サンふじ)」は、国内のりんご生産量のおよそ半分を占めるもっともポピュラーな品種です。

栽培方法によって種類が異なり、「ふじ」は皮の色つやをよくするため袋がけをして栽培される一方、「サンふじ」は、袋がけをせず栄養たっぷり蜜も入りやすく、濃厚な甘さが特長です。

おいしいりんごは全体が色づき、ハリと重量感があって、おしりの部分が深くくぼんで変形していません。時折、皮がベトつく品種もありますが、これはリノール酸やオレイン酸が分泌されて新鮮で、おいしさが詰まっている証拠です。国産りんごはワックス処理をしていないので、安心してお召し上がりください。

マヨネーズとも相性◎
シャキシャキ食感のコールスロー

今回のレシピは、「キャベツとリンゴのコールスローサラダ」です。りんごはマヨネーズとの相性もよく、シャキシャキとした歯応えと野菜の食感を楽しめます。

ふじやサンふじでももちろんおいしくいただけますが、りんごは種類によって食感や味が異なります。

例えば、より甘みの強いりんごであれば「王林」や「シナノスイート」、酸味が強いタイプが良ければ「ジョナゴールド」や「紅玉」、シャッキリ硬めが好きなら「陸奥(むつ)」を選ぶといいでしょう。

どれも秋頃から出回る品種なので、ぜひ、いろいろなりんごで試してみてくださいね。

カラダカラRecipe!

キャベツとりんごのコールスローサラダ
材料(2人分)

  • キャベツ 120g(葉4枚程度)
  • ニンジン 20g(3cm程度)
  • りんご 40g(約1/4個)
  • ☆マヨネーズ 大さじ2
  • ☆酢 小さじ1杯
  • ☆砂糖 小さじ1杯
  • ☆こしょう 少々(黒でも白でも好みで)

作り方

  1. キャベツは芯を取り細切りに、ニンジンは皮を剥き千切りにする。
  2. りんごは皮付きのまま千切りにする。☆は混ぜ合わせておく。
  3. ボウルに野菜を入れ、☆と混ぜてからりんごを入れさっと和える。

※キャベツを少ししんなりさせたい場合は、軽く塩でもんだり、電子レンジで1分くらい加熱します。
※りんごは切った後でレモン汁や塩水にさっと通しておくと、色が変わりにくくなります。

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山脇 豊美さん

山脇 豊美さん(やまわき・とよみ)

日本医科大学付属病院
栄養科 管理栄養士

病棟での栄養管理や栄養指導業務、給食管理業務に携わっています。必要な栄養が届けられるような、栄養管理や美味しいと言ってもらえる食事が届けられることを目指しています。

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