カラダカラ
DHA・EPAで血液さらさら
脳を活性化させて生活習慣病予防も!
サバ
カラダカラ Vol.28
hippocrates 28号 2026年02月発行

DHA・EPAで血液さらさら
脳を活性化させて生活習慣病予防も!
~「サバ」~
-
ダカラPoint!
サバには、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。DHAは、アレルギー疾患・高血圧・動脈硬化・脂質異常や脳卒中の改善、脳を活性化させて認知機能を維持するのに役立ちます。また、EPAは血流を促し、脂質異常や動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞の予防に働きかけます。
-
「鯖(さば)を読む」は
なぜに「サバ」?
体重54キログラムを『50キロちょっと』と濁したり、年齢46歳を『アラフォー』と言ったり、数や年齢を都合よくごまかすことを「鯖(サバ)を読む」といいます。これは、古くから「読む」という言葉に「数える」という意味があり、とりわけ魚のなかでも足(鮮度の低下)の早いサバが、豊漁だった時代、行商人がろくに数えず、鮮度を優先して売りさばいていたことに由来しています。
サバの歴史は古く、縄文時代の遺跡からも骨が出土、飛鳥時代には保存性を高める加工技術が発達しました。日本海の若狭湾(福井県)から京都まで続く「鯖街道」では、サバを塩サバに加工して運ぶことで、京都に到着する頃には、ちょうど良い塩加減になったようです。
現在のスーパーでは輸入サバも多く見られますが、日本で主に流通しているサバは、「ゴマサバ」と「マサバ」の2種類。ゴマサバは腹部に胡麻模様の斑点があり、年間を通して味が安定しています。マサバは斑点がなく体の模様がくっきりしていて、10~2月の寒い時期にもっとも脂がのって身が引き締まります。
近年では、脂のりや鮮度、漁獲方法などに厳しい基準を設けたブランドサバも登場し、「関サバ(大分県)」「金華サバ(宮城県)」「八戸前沖サバ(青森県)」「松輪サバ(神奈川)」などが高値で取引されています。また、「お嬢サバ(鳥取県)」「長崎ハーブサバ」などの養殖サバブランドも各地で誕生しています。
手軽に食べるなら缶詰もおすすめです。栄養価がほとんど変わらず骨まで食べられるので、汁ごとカレーやスープ、炊き込みご飯にすると余すことなく栄養を摂取できます。
梅が隠し味のサバの味噌煮
今回のレシピは、梅干しを使った「サバの味噌煮」です。梅のほどよい酸味が味噌の風味を引き立て、魚特有の臭みを抑えて、さっぱりとした味わいに仕上がります。
切り身ではなく一尾で購入する場合は、目が澄んでいて身にハリがあり、エラの中が鮮やかな赤色のサバを選びましょう。
サバは鮮度が命なので、購入後は、寄生虫であるアニサキスが身に移動しないよう、できるだけ早く内臓を取り除き、冷蔵庫で保管するか、切り身にして冷凍してください。
カラダカラRecipe!
サバの味噌煮
材料(2人分)
- サバ(切り身) 2切
- しょうが 1/2片
- 梅干し 2~3個
- 味噌 大さじ2
- 【A】
- 水 150ml
- 酒 50ml
- 砂糖 大さじ2
- しょうゆ 小さじ1
作り方
- ザルにのせたサバの切り身の上にキッチンペーパーをのせ、熱湯を回しかけて魚の臭みをとる。表面が白っぽくなったら、ペーパーを除いて軽く水気を切る。
- 梅干しは楊枝などで数回刺して穴をあける。しょうがは千切りにする。
- Aの調味料を鍋に入れて煮立たせ、サバと梅干しを入れて落とし蓋をする。このとき、お好みで2のしょうがを一部加えてもよい。中火で5~6分煮る。
- 落とし蓋をとり、3の煮汁をおたまや別のお椀にうつして味噌を溶いたら鍋に戻す。
- 再び落とし蓋をして、煮汁がとろりとするまで弱火~中火で7~8分煮る。
- サバを器に盛り付け、2の残りのしょうがを添える。
酒井 良子さん(さかい・よしこ)
日本医科大学付属病院
栄養科 栄養科長・管理栄養士
糖尿病療養指導士、NR・サプリメントアドバイザー、栄養相談専門士、人間ドック健診情報管理指導士を取得。生活習慣病の栄養管理に力を入れるとともに、栄養科の責任者としておいしい病院食を目指しメニュー改善に取り組む。