当院は平成14年（2002年）に設立された病床数400床の急性期総合病院であり、現在27診療科を有しています。健康医学センターを併設し、予防医学に注力しています。当院の前身は日本医科大学と関係の深い下谷病院であり、老朽化に伴い当地へ移転しました。

現在病院のある江戸川区臨海町は東京の南東端に位置し、近くには葛西臨海公園や東京ディズニーランドを望むことができます。当院の経営母体は文部科学省所管の日本私立学校振興・共済事業団であり、私立学校職員の職域病院としての役割を果たしています。

一方で江戸川区唯一の総合病院として、地域医療を支える重要な役割を担っています。開設以来、急性期病院としての機能の充実に努めておりますが、特に救急医療に力を入れており、「東京都CCUネットワーク加盟施設」、「東京都災害拠点病院」、「東京都地域救急医療センター」、「東京ルール幹事病院」などの指定を受けています。

　日本医科大学との関係では、まず医師の確保について尽力を賜り、現在7診療科において、診療科責任者をはじめスタッフについて継続的な協力関係にあります。また初期研修医や専攻医養成のプログラムにおいては、日本医科大学のプログラムと相互に連携する形となっています。

日常臨床においても、当院のみでは対応できない症例に関して、大学から応援をいただき、当院で手術・検査を行ったり、必要な際は付属病院で快く受け入れていただいています。
このように地理的には決して近くありませんが、日本医科大学と密接な関係が構築されています。

　今後も地域医療システムの中で急性期医療を担う病院として、救急やがん医療を中心に機能を充実させていきま す。そのためにはスタッフ、機器、システムなどの継続したレベルの向上、そして地域医療連携の推進を図り、より信頼される病院を目指します。