千葉北総病院
ドクターヘリを補完する「ラピッドカー」の活動
千葉北総病院では、ドクターヘリが出動できない時も医師の救急現場出動を可能にすることを目的に、2010年6月よりラピッドカーを配備しています。赤色灯とサイレンを搭載し許可を受けた緊急走行車両です。いわゆるドクターカーと違って患者さんを搬送するための寝台はありませんが、その分だけ機動性は高くなります。
救急現場に向かう途上で、患者さんを乗せて病院に向かってくる救急車と合流し、救急車内で治療を開始します。その後は、そのまま医師が救急車に同乗して病院まで搬送します。
配備してから2019年5月までの9年間で、1406件の出動がありました。運行時間は平日、ドクターヘリの運航終了後から午後11時までですが、今後は日中の雨天や強風時にもドクターヘリの活動を補完できるよう、24時間365日の運用を目指しています。
病院の特色
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1994年に日本医科大学4病院の中で最も若い新進気鋭の大学病院として開設されました。1998年9月に完成したヘリポートにはドクターヘリが常駐し、千葉県印旛医療圏の「地域中核大学病院機能」を基盤に、わが国随一の歴史と実績を誇るドクターヘリを最大活用した「救命救急」「脳卒中救急」「循環器救急」などの「高度急性期医療」を展開しています。 また、地域の病院や診療所とも密接に連携を図り、地域医療の発展に寄与し続けています。