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アンドロイド型模擬患者ロボットを開発

アンドロイド型模擬患者ロボット

日本医科大学医学教育センター教授の藤倉輝道先生らは、東京理科大学工学部機械工学科の橋本卓弥研究室と現在、アンドロイド型模擬患者ロボットの共同開発を行っています。

本学でも、多くの市民ボランティアの方々に、「模擬患者」として医学生との医療コミュニケーションのトレーニング役になっていただいていますが、この取り組みは、トレーニングの基本的な部分を同ロボットに担わせるとともに、内蔵センサーで相手である医師の応答のほか、アイコンタクトや声のトーンの良しあしを評価するシステムを開発するものです。

人型なので、顔の表情で喜怒哀楽も表出することも特徴です。  医療の世界では、AI(人工知能)やロボットによる診断・治療が急速に進んでいますが、医療コミュニケーション教育への導入はあまり考えられていませんでした。

ロボットの開発によって、最終的には良好な患者と医師の関係を探索し、AI時代が到来しても必要とされるような、人としての『心』を解き明かす新たな視点になればと考えています。

  • 顔の動きや内蔵するさまざまな解析機能だけでなく、顔の造形や皮膚素材もカスタムメイドです。

    最初はマスク状(左)で、目鼻口などを色付けし、かつらをかぶせ、より人間らしくなります。

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