2019年4月から日本医科大学内科学教室に寄附講座を開設していただき、以後呼吸器内科と血液内科の医師2人まで循環器内科から複数名派遣していただいていたご縁もあり、今回の機会を与えていただきました。

当院は第二次大戦直後、東京都国民健康保険団体連合会により設立され、2001年に公立に移管し2010年に完全に新病院に移りました。まだ新しいたたずまいで、核医学検査・治療も可能な一般急性期病床271床（HCU6床含む）、地域包括ケア病床45床、計316床の中規模施設です。ただし、現在1病棟を新型コロナ専門病棟としており、カルテベースで総数150人ほどの入院が3月3日現在までにありました。“誠実でハイレベルな二次医療機関になろう”というのが当院のビジョンです。

当院は多摩地域の中核、立川駅からJR青梅線で16分の福生駅下車徒歩7分の距離にあります。JR青梅線でも通勤通学時間帯で1時間に上下線とも6〜10本、うち3本程度は中央線直接乗り入れの電車です。また新宿駅まで最短46分と一般のイメージよりは便利な立地条件です。

現在常勤医は61人（ほか初期臨床研修医4人）、女性の比率が26％で、他施設同様内科医が総数15人と最多です。複数の専門医がいる分野は消化器と循環器です。当院は伝統的に外科系が強く常勤として外科医7人・整形外科医6人・脳外科医4人などです。ほか麻酔科医4人・小児科医4人・産婦人科医4人・眼科医4人などです。1人体制の科は、精神科・病理診断科・放射線診断科・放射線治療科・リハビリテーション科の5科です。日本医科大学以外の大学出身者がいる混成の科も多く、古典的な大学医局の垣根はありません。今後とも何卒よろしくお願いいたします。（企業長・院長 松山健）